自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「下積み」は今の時代、本当に不要か?

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会話が苦手な人のためのすごい伝え方

同じ話をしているのに、Aさんが言っても、誰にも刺さらなかったけど、Bさんが言ったら、みんなの心に刺さった。みんなが納得した…そんなケースに遭遇したことは、誰でも1度はあると思います。

 

残念ながら、世の中には何を言ったかよりも、“誰が言ったか”が重視されることがある。
ではなぜ、同じことを話しているのに、“刺さり方”が違うのか? それは改めて書くまでもなく、「説得力」の違いです。

 

「説得力」とはつまり、「あれほどの結果を出してきた人だから…」「あれほどの行動をしてきた人だから…」「あれほどの人に評価されてきた人だから…」と、相手が唸る『実績』のことです。実績には『実際にやり遂げた成果・業績』や『過去において実際に生産、または消費した物質の量』という意味があり、もっと掘り下げると「績」の字には、『まゆ・綿・麻などから糸を引き出す。うむ。つむぐ』『物をつくりあげるわざ。しごと。しあげた結果』という意味があります。

 

そう、結果はもちろん大事なのですが、どれだけの量を生産してきたか? どれだけのものをつむいできたか? 仕上げてきたか? という“行動”もまた、説得力をつくる大きな要素になる。

 

僕が「ちょっと危ないなぁ」と思っていることについて、話をします。
主観ですが、世の中の若い人は今、「下積み」を嫌う傾向があるような気がします。言い換えると、一昔前に比べると、入ってくる情報の量も、自分のスキルを補う技術も進化しているのだから、昔よりも早く結果を出せるはずだ。事実、若い世代でも結果を出している人がたくさんいるじゃないか、と考える人が増えてきた(気がします)。

 

だからこそ、若い人は下積みを避けて、すぐに結果を出そうとする。
もちろん、結果を出すことができればいいのですが、結果が出せなかったら、そこに説得力は生まれません。結果を出せず、下積みをしてこなかったAさんと、同じように結果は出せなかったけど、地道に下積みをしてきたBくん。同じ結果を出せなかったふたりですが、説得力は全然違う。事実、言葉の深みは違うし、相手から得られる信頼も違う。当然、巡ってくるチャンスも違う。

 

僕は「下積み」って、とても大事だと思っています。
キングコングの西野さんも、オリエンタルラジオの中田さんも、下積みがなく、一気にメジャーになってしまったからこそ、「僕らは弱く、力不足だった…」とおっしゃっていました。早く結果が出てしまうことも、一概にいいとは言えないのです。

 

結果を焦らないこと、下積みを避けないことが、僕は「未来の説得力になる」と思っています。