このブログの読者の方から、何度かこのようなことを言われた経験があります。
「いつも読ませていただいていますが、たまに、自分のことをズバッと言われているようで、読むのが辛くなるときがある…」
つい先日お会いした読者の方も、同じようにおっしゃっていましたが、「それでも、その辛さと向き合い続けてよかった。今はその記事が、モチベーションになっている」とも言ってくれました。
自分が「苦い」と感じる記事は、たぶん何らかの意味で“効いている”証拠です。
でも、良薬口に苦しとは言いますが、精神的に辛くなるなら、読まないほうがいいと僕は考えます。体に害を与えるような苦さだったら、それは避けたほうがいい。でも、ここでひとつ書いておきたいのは、その苦い記事を記録しておくといいということ。
その苦かった記事を1年後に読み返してみると、甘く感じることもあれば、もっと苦く感じることもある。同じように苦く感じても、その苦さがモチベーションになるときもある。その変化こそが、自分自身と向き合うきっかけになったり、次に進むべき道を示してくれたりもする。もちろん、同じような悩みを抱えている誰かにアドバイスするときに、役に立つこともある。
「苦い」と感じる情報は、無理して摂取する必要はありませんが、何か気づきを与えてくれるヒントになることがある。だからこそ、記録をしておいて、1年後にもう1度、読み返してみるといい。きっと、新しい発見がありますから。
ちなみにひとつ余談で書いておくと、このブログの記事は必ずしも自分ができていることを書いているのでなく、自分ができていないことを、自分に言い聞かせるつもりで書いていたりします。そう、まさに苦い薬を、自分で処方しているのです。その薬が未来に効くことを信じて。できないことを知るのは、伸びしろを知ることでもあります。一緒に頑張りましょう!