秋田県鹿角市のオフィスで、ぽつんと置いてあるのを見つけたビジネス書「天才を殺す凡人」。
誰がこの本を? と聞いてみると、別部門の部長が課題図書的な感じで、鹿角のスタッフにプレゼントしていたということがわかりました。少し気になっていた本だったので、手に取ってぱらぱらとページをめくってみると…とても面白かったので、一気に最後まで読んでしまいました。
その著書である北野唯我さんに興味を持って、WEBメディアに掲載されていたインタビュー記事を読んでいたら、執行役員を務める株式会社ワンキャリアについて、こんなことを話されていました。
『ワンキャリアが目指しているのは、職選びの「食べログ」をつくること』
このフレーズを聞いたとき、個人的にお世話になっていた方が起業をされたとき、「〇〇業界のユニクロをつくる!」と宣言されていたことを思い出しました。
そう、このように「固有名詞」を用いて、目指すものを明確にすることで、メンバー間の方向性のズレも少なくなり、目標に向かう推進力も強くなる。ベーシックでシンプルですが、僕は企業単位でなく、個人単位でも効果的な考え方だと思っています。
「〇〇業界」という単位は難しくても、「自社」であれば、目指せなくはない。
周囲の人に宣言するかどうかはさておき、たとえば、「僕は、自分の会社の〇〇」を目指す! というように。僕は前職の会社ではいつも、「自社の小山薫堂を目指す!」と宣言していました。自社の楽しいアイデアの起点は、いつも自分でありたい、と。
自分の方向性をわかりやすく表現することで、自分の軸がブレるのを最小限にできたり、行動に迷いがなくなったりします。あなたは、自分の会社の、自分がいるコミュニティの、自分が戦う業界の、なにを目指しますか?
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