自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

休み明けに「逃げたい…」「もう疲れた…」と、つらい思いをしている人へ

早ければ、明日から仕事がはじまる人もいると思います。
長期休暇が明けるタイミングで(あるいは日々仕事をしている中でも)人間関係が上手くいかなかったり、仕事で成果が出せていないことで、「仕事に行きたくない…」「逃げたい…」「もう疲れた…」と思ってしまう人は、おそらく少なくないと思います。

 

そんな人を見かけたとき、僕はどうアドバイスをするか?
本来であれば、「無理しなくていいんだよ。何もしなくていいんだよ」と、声をかけてあげて、気持ちを楽にさせてあげることが最善なのかもしれません。

 

でも、僕のアドバイスは、少し違います。

 

「無理しなくていいんだよ」と言いますし、「休んでいいんだよ」「仕事を辞めたっていいんだよ」とも言いますが、僕は決して「何もしなくていいんだよ」とは言いません。なぜなら、何もしなくなる=完全停止してしまうと、次に動き出すときに、大きなエネルギーが必要になるから。車のエンジンも、エンジンをかけて走りはじめるときが一番ガソリンを消耗するそうですが、人間も同じ。完全に停止してしまうと、次の一歩を踏み出すとき、相当なエネルギーが必要となる。

 

だから、仕事を一旦休んだり、辞めたとしても、次にまた一歩踏み出すために、アイドリング状態(=再び走行するために、エンジンを必要最低限の回転数で維持する)にしておくことが大事だと思うのです。
それは、自分の精神的な負担を最小限にすることを大前提に、“ガソリンを消耗させる(=自分に負荷をかける)”こと。

 

つまり、「辛くはないけど、楽でもないこと」をするのです。

 

たとえば、何でもいいから文章を書いてみたり、今まで知らなかったことを勉強してみたり。ボランティアに参加してみてもいいかもしれません。少なからずガソリンを消耗しつつ、アイドリング状態を保つ。そうすると、いつか「もう1度、歩き出してみようかな」と思ったとき、その一歩が踏み出しやすくなる。そう、エンジンを止めないことは、とても大事なことだと思うのです。

 

無理をして、心や身体を壊してしまったら、それこそ取り返しがつかなくなります。今は働く場所や仕事内容にこだわらなければ、仕事はいくらでもある。事実、僕らのサテライトオフィスがある秋田県鹿角市では、優良企業が人手不足で困っていたりする(僕らの会社も、鹿角市で採用ができずに困っていたりします…)。新たにオフィスをつくる札幌市でも、ある業種に絞れば、有効求人倍率は8倍を超えるとか…。

 

無責任なことは言えませんが、今は一旦仕事を辞めても再スタートを切れるチャンスが増えているように感じます。だからこそ、心と身体を壊すくらいなら、無理をせずに一旦仕事を辞めてもいい。でも、エンジンは止めてはダメなのです。次の一歩を踏み出すために。
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