30秒で話せることを、3分かけて話す人って、結構います。
「伝わるように、丁寧に話している」と言えば聞こえはいいのですが、実はほとんどの場合、「削るポイントの見極めや、要点をまとめることが、下手くそだから」です。そういう人は決まって、スピーチだけでなく、文章も下手くそだったりする。「話が長い人は、文章が下手くそ説」を唱えていた人がいましたが、ほぼ例外なく、当てはまると思います(そこそこ例外もいたりしますが…)。
と、偉そうに書いておきながら、僕自身も、話が長くなってしまうときが結構あります。つまり、まだまだ文章力が低いということ。
だから、普段から「言葉を足して、足して、丁寧に伝えよう」とするのではなく、「言葉を引いて、引いて、いかに短く話せるか」を意識するようにしています。これ、本当に大事な意識です。
これを強く意識して続けていくだけで、言葉をまとめる力が高まり、文章やスピーチも自然と上手になっていくと、先輩に教えてもらったことがありましたが、もちろん言うは易しで、簡単ではありません。今日も神奈川県の某地方自治体のコンペのプレゼンがあったのですが、制限時間が限られている中で、言葉を引いて、引いて、話そうと努力したものの、想定よりも長く、表現も回りくどくなってしまいました。まだまだ言葉をまとめる力が不足しているようです…。
実は今週、今日のプレゼンだけでなく、明日は秋田、明後日は青森とプレゼン3連戦。なので、より一層「言葉を引いて、短く話す」を意識して、残りのプレゼンに挑みたいと思います。
さあ、コンペは何勝何敗になるか? 3連敗してもブログのネタとして、フィードバックをさせていただきます。
というわけで、文章力を上げていきたい人は、普段話をするとき、「言葉を足して、足して、丁寧に伝えよう」とするのではなく、「言葉を引いて、引いて、いかに短く話せるか」を意識してみましょう。