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「独学で学ぶ」と「師匠から学ぶ」のバランスが大事

私と一緒にニッポン手仕事図鑑を立ち上げたビデオグラファー(ニックネーム:てしねこ)は、独学で映像を学び、現場で失敗もしつつ経験を積みながら、今では多くの人から高い評価を受けるレベルにまでのし上がってきました。

 

そう、独学だからこそ、得られる学びがあったし、彼は成長できました。

 

でも、師匠と呼べるような経験豊富な人からこそ、学べることもある。私自身もコピーライターの師匠がいたからこそ、大して文章はうまくなりませんが、地方自治体のプロポーザルで勝てる企画書がつくれるようになれたと思っています。独学だけでは、絶対に不可能でした…。

 

今年から社員として新しく加わったビデオグラファーは、「カラーグレーディング」のスペシャリストで、ニッポン手仕事図鑑のビデオグラファーたちからも一目置かれている存在です。ちなみに「カラーグレーディング」とは、映像の色彩を調整する作業。今、てしねこくんは、そのビデオグラファーから毎日、「カラーグレーディング」を学んでいます。「なるほど、そういうことだったのか」「こうやればいいんだ」「うわっ、全然違う…」という声が聞こえてくるので、毎日刺激的な発見があるんだな、と新しい仲間が加わった価値を感じています。

 

そんなふたりを見ていて改めて思ったのは、「独学で学ぶ」と「師匠から学ぶ」のバランスが、とても大切だということ。どちらに偏っても、成長するスピードは上がらない。

 

個人的には、最近は「独学で学ぶ」に偏っているので、また新しい師匠を探してみたいと思います。本気で探せば、年齢や経験を問わず、師匠と呼べる人に出会えるはずですから。皆さんもぜひ、新しい師匠を探してみてください。そんな人が見つかれば、きっと素晴らしい1年になるはずです。