もちろん、一概には言えないのですが、私が嫌いな(というより、あまり一緒に仕事がしたくない)クリエイターや営業マンには、こんな共通点があります。
それは、勇気がない人、そしてクレームを恐れすぎる人です。
たとえば、「男は、ビールだ!」というメッセージを発信するとします。
そのとき、「それは違うだろ!」といったような受け手のクレームを恐れるあまり、「日本酒やウイスキーもいいが、ビールも好きだ!」とニュアンスを変える。
私はこの時点でもう、“あえて言葉にして、発信する価値がない”と考えます。すべての人が納得するメッセージでは、心に響かないのです。
ポッと浮かんできたので、もうひとつ例を挙げますが、「40代の健康は、運動がつくる!」というメッセージに対するクレームも恐れて、「40代の健康には、睡眠や食事も大切だけど、運動も大切だ!」と書いたって、そりゃそうでしょ…としかなりません。そういうことです。
たとえが適切かはさておき、私が苦手なクリエイターや営業マンは、言い切る勇気がない。そして、クレームを恐すぎている。伝えたいメッセージを届けて、受け手の心を響かせたいなら、言い切る勇気が必要なのです。確かに怖いですよ。でも、必要なのです。反論があるからこそ、賛成の人たちの共感度は高くなる。メッセージとは、そういうものではないかな、と。
と、ここまで書いておきながら、たまに自分のブログではそんな書き方をしているなぁ〜ということに気づき、ドキッとしました…。そう、自分が嫌いなクリエイターに、自分もなっているときがあるな、と…。
ブログだけでなく、まさか日々の仕事でそんなことをしていないか、風邪を引いてボーッとしている頭で、今回想しているところです。今のところ思い浮かびませんが、改めて肝に銘じたいと思います。