私が信頼している人には、ひとつの共通点があります。
それは、「“ちゃんと”ケンカができる人」であること。こう書くと少し強く聞こえてしまいますが、決して短気な人とか、攻撃的な人だという意味ではありません…。
たとえば、相手が上の立場や得意先だったとしても、自分の大切な仲間や部下が攻撃されたときに、真っ向勝負で立ち向かえるような人です。そういう人は保身に走らず、自分の考えやポリシーを持って仕事をしているので、結果的にケンカをした相手からも信頼されますし、当然守ってもらえた周囲の人からも信頼されます。理想論と言われるかもしれませんが、事実として、そんな人は存在します。
今日たまたま、今一緒に仕事をしている人たちの一覧を見る機会があったのですが、自分の周囲にはちゃんとケンカができる、魅力的な人が多いことに気づきました。そう、大切な取引先だったとしても、経営者や上司だったとしてもちゃんとケンカができる人。
そんな人たちの顔を思い浮かべてふと思ったのは、相手のことを本気で思い、考えているからこそ、ちゃんとケンカができるんだな、と。そういう姿勢で仕事をしている人ばかりです。逆にケンカすることから逃げている人は、相手のことを思っているようで、相手よりも自分のことが大切だからかも…とも思いました。
いずれにしても、心から信頼できる人たちが周囲にいることを、本当に感謝しないといけないな…としみじみと感じたわけです。仕事を通して学ぶこと、書籍や勉強会などから学ぶこともたくさんありますが、やっぱり身近にいる人たちから学ぶことが多い。というより、私の場合は仕事や人生の大切なことのほとんどを、その人たちから学んでいると言っても大げさではないかもしれません。
“ちゃんとケンカができる人”に信頼してもらえ、学ばせてもらえる自分であり続けるために、“ちゃんとケンカができる人”になりたいと思った1日でした。