自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

心に響く文章を書くのに、テクニックは必要ない

以下の2本の記事に対して、何人かの方から「心に響きました」「癒されました」という言葉をいただきました。

藍染工房 壺草苑の職人さんに会うため、東京の青梅へ行きました。  壺草苑さんは、江戸時代の藍染を再現するため、自然の中で生まれた原料「すくも」を使用しています。  科学薬品は一切使わない。  蓼藍(たであい)という植物...

Posted by ニッポン手仕事図鑑 on 2016年2月25日


これを書いたのは、ふたりのカメラマンです。
文章を書くのは、本業ではありません。

 

でも、どうでしょうか?
確かにめちゃくちゃ上手い文章ではないかもしれませんが、心に響くものがありませんか? 私は自信を持って、このふたつの文章が、書き手の思いがしっかりと読み手に届く文章だと言うことができます。

 

キレイな文章、わかりやすい文章は、確かにテクニックです。
タイトルに「テクニックは必要ない!」と少し煽りっぽく書きましたが、でも心に響く文章は、テクニックよりも、書き手の想いであり、体温が感じられることだと本気で思っています。私も師匠と呼ぶ人に何度も何度も繰り返し言われました。「大切なのは、どう書くかではなく、何を伝えたいか」だと。そういえば、「テクニックばかりに走って、かっこつけた文章ばかり書くな!」と叱られていた日々もついでに思い出しました…。

 

文章は気持ちです。
読んでくれる人が、どんな表情を浮かべ、どんな気持ちになってくれるか。
取材をさせてもらった人がいたら、その人の想いがちゃんと伝わるか。

 

記事に登場してくれる人を思い、読み手を思えば、心に響く文章はきっと書けるようになります。そんな大切なことを教えてくれた、ふたりのカメラマンの文章でした。