自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

人の心を動かす言葉とは何か? スガシカオさんが気づかせてくれたこと

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リーダーの禅語: 並みのビジネス論より役立つ50の言葉

ラジオ番組、はじめました!
ラジオ版『自分の仕事は、自分でつくる』

「プロフェッショナル 仕事の流儀」の放送10周年スペシャルに、シンガーソングライターのスガシカオさんが登場されていました。番組の中では「さすがはプロだな」とテンションを上げてくれるフレーズがいくつも出てきたのですが、ある言葉を聞いた瞬間に少し重い気持ちになりました。その言葉はずっと、心の中にモヤモヤと抱え続けていたことだったので…。

 

スガさんはこんなことを言われました。

正しいことを言うと、説得力がその分なくなっていくんですよね。「いや、そんなこと分かってるよ」ってみんな思うので。 

 

そう、そのとおり。
文章で何かを書くときも、プレゼンをするときも、後輩に何かを指導するときも、「正しいことを言うと、説得力がその分なくなっていく現象」は多々起こります。何度失敗や反省をしても、これは本当に難しい…。間違ったことは言えないので、当然正しいことを言おうとしてしまう。でも、正しいことを届けようとすればするほど、言葉は説得力を失っていく…。「いや、そんなこと分かってるよ」と。

 

では、それをどのように解消すればいいのか?
「正しいことを伝える」ではなく、「自分が感じたことを素直に伝える」。これが大切なような気がします。ちょっと伝わりづらいですね…。でもニュアンスとしては、この表現が一番しっくり来ます。

 

たとえば、まだ経験の浅いクリエイターが、自分には才能がないのでは? と苦しんでいるとき。「諦めたらそれで終わりだ! 自分を信じ続けろ!」と言われるよりも、「『俺なんて、どうせやっても意味がない』が、いつまでも続くのがクリエイターの宿命」と言われたほうが共感できます。なんとなく、そんな感じ。いいたとえではありませんが…。

 

人の心を動かす言葉とは、「正しさを伝える」のではなく、「素直な気持ちを伝えること」なのかもしれません。いいことも悪いことも、ありのままに。ミスチルの桜井さんはそんな「ありのまま」のスガさんの詞に、自分にはない魅力や凄さを感じているそうです。「正しいことを言うと、説得力がなくなる」。人との関わりが今まで以上に増えるこのタイミングで、改めて気づかせてくれたスガさんと番組に感謝です。