たとえば、デザイナーという仕事。
文章とはあまり関係がないように思っている人は少なくありません。しかし、物事を深く考えることができて、多くの人から共感されているデザイナーは文章によるアウトプット量が多く、文章力も高い。企画書も書ければ、コピーライター顔負けのキャッチコピーを書ける人もいます。私の後輩のプロダクトデザイナーもブログを書いていて、人気が出ています。
深く、粘り強く考えることができないと、詰めが甘い仕事しかできません。当然、ミスも増えますし、何かを提案しても一人よがりになり、共感してもらうことができない…。
だからこそ、深く考えられるようになることが大切で、そのためには文章を書く量が大きく影響します。言い方を変えると、文章を書く量が少ないと、いつまで経っても仕事の質は上がらず、詰めが甘いままです。決してうまい文章、美しい文章を書く必要はありません。自分の考えをまとめて、文章でアウトプットし続けることで、思考はどんどん深くなっていきます。
「もう少し考えて仕事をしてほしい」
従業員に対してそんなことを思っている経営者が、私の周りには少なくても3名ほどいます。そんな相談が多いので、どうすればいいのかな? と考えていたのですが、文章量を増やすことが一番の近道ではないかな、と。
なので、深く考えるようになってほしい従業員には、自社サイトのブログやコラムを書いてもらうといいのでは? というのが私からの提案です。深く考えるためのトレーニングになるだけでなく、書くことで自社や業界の知識も深まります。何より自社サイトの集客にもつながります。まさに一石三鳥。いかがでしょうか?
「読む」と「書く」。
仕事ができると言われる人とそうでない人をわけるのは、シンプルにその“量”の違いなのかもしれません。
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