「企画を考えること」が、今の自分の仕事です。
依頼者も依頼内容も多種多様ですが、共通して言えるのは、依頼者が自分たちで解決できないから、依頼をしてくるということ。予算やスケジュールが厳しかったり、難易度が高かったり…。依頼をしていただけるのはとてもありがたいのですが、「無茶ぶり」と言える依頼が決して少なくなく…。
無茶ぶりは自分を成長させてくれるので、大歓迎ではあります。ただ、正直なお話をすると、無茶ぶりする人の中には、気持ちよく仕事が「できる人」と「できない人」がいるのは事実です。今日はそんなお話を。
無茶ぶりでも気持ちよく仕事ができる人は、こちらの状況を知ろうとする努力をしてくれます。無茶ぶりだと自覚をした上で、今はどのくらいスケジュールが埋まっているのか? 周囲のスタッフの状況はどうか? 無理をしてでも、この仕事を受けるメリットはあるか? そんなことを聞いて、少しでも負担を軽減したり、意義のある仕事にしてくれようと考えてくれます。それでも無茶ぶりには変わりないのですが、理解しようとしてくれるだけで、気持ちは全然違います。
もうひとつは、自分ができるサポートをする。たとえば、スケジュールが厳しいときは、ちょっとした調べ物でもサポートしてくれると嬉しいものです。こちらがお仕事を依頼されているので、調べ物もこちらでやるのは当然なのですが、「あれ、調べておきましょうか?」と、依頼者としてできることをやってくれる。決して「なんで、依頼した俺が手伝わないといけないの?」なんて姿勢ではありません。
そして最後は、「見返り」を忘れないということ。これはお金や物でお礼をするというのではなく、「こういう人に会ってみない?」「ここに一緒に行ってみない?」「いい仕事を持ってきたよ!」と、「頑張ってくれたから、何かで返したいな」と、ちゃんと考えてくれているのです。無茶ぶりしたことへのお返しを忘れない。
相手を理解する。サポートする。お返しをする。
私が無茶ぶりでも気持ちよく仕事ができて、「この人のために頑張ろう!」と思える人は、こういう人たちでした。私も自分が無茶ぶりするときは、こういうことを忘れないようにしたいと思います。そもそも無茶ぶりするなって話ですが…。