自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「ヒット商品番付」から、自分の弱点を学ぶ

『2015年 上期ヒット商品番付(日本経済新聞社)』が発表されました。ご覧になったでしょうか?

 

前頭十四枚目くらいまであるのですが、まだご覧になっていない方は、ネットで検索してみる前にその番付表を想像してから、答え合わせをしてみてください。たぶん、こうつぶやくはずです。

 

「あれっ、全然違うな…」と。

 

この番付表に対して、何か物申したいわけではありません。日経新聞の担当記者が消費動向や売れ行きをもとにランク付けしたものなので、個人的にはとても参考にしています。だからこそ、自分が想像してみた番付表と見比べてみて、どんなズレがあるかを検証してみる。つまり、自分が弱い「ジャンル」「カテゴリ」みたいなものを、しっかりと認識する作業です。もちろん、まったく知らない商品やサービスも、多々あるわけで…。

 

これは結構、大切な作業だと思っています。

 

仕事を円滑に進めていくために、相手の興味に合わせて会話ができる程度の、最低限の知識を持つことはとても大切です。番付表を見て、「あれっ、食品ジャンルの知識が弱いな…」と思ったら、なぜ弱いかを考えてみる。スーパーに足を運ぶ機会が減っていたり、そういった食に関する情報を知るメディアを手に取っていなかったりと、いろいろなことに気付けます。

 

もちろん、ただ話を合わせるためだけでなく、直接的に仕事に役立つこともあります。異業種とのコラボは、今はどこの企業でも当たり前の時代です。まったく未知のカテゴリ、ジャンルの仕事をする可能性はゼロではありません。すべてのジャンルのおいて専門的な知識を持っている必要はありませんが、下地があるとないのでは、仕事のスピード、クオリティに差が出てきます。そういった意味でも、自分が弱いジャンルを知るのは、大切なことです。

 

あとは、自分なりの番付表をつくってみるのも、面白いものです。
自分はどんなものに惹かれているのか。反対に、何に興味を失ったのか。数年前の自分とどう興味が変化したのか。なぜ、変化したのか。自分自身と向き合う意味でも、オススメです。