「自分にとって一番大切な仕事に専念しよう」
「やらない仕事を決めよう」
こんなことを誰かに言われたり、何かの書籍で読んだという人も多いと思います。
誰かにとって重要な仕事ではなく、自分が目指すことにつながっていく本当に大切な仕事(プライベートの活動)をしていく。その仕事を、何よりも優先すべきことだということです。特に20代、30代の人は、限られた時間の中で今どんな仕事をするかによって、今後の働き方、生き方は大きく変わってくるのではないでしょうか。私もまだ30代ですが、そんな危機感を持っています。
でも、「それがどんな仕事かわからない、決められない…」という人は少なくありません。確かに、自分の未来につながる仕事は何か?今やっておくべき仕事は何か? という問いに答えを出すのは、なかなか難しいものです。
この先どうありたいのか? 何を成し遂げたいのか? 誰に、どんなふうに喜んでもらいたいのか? そんなことを悶々と考えて続けて、答えを出していくしかない。 なりたい姿や成し遂げたい目標、どのように社会に貢献していくかが見えてくると、自然と何が一番大切な仕事か、何を今やるべきかが見えてきます。
しかし、「それが見えていないから…」という人もいます。そんな人にはまず、周囲に「無理だ!」と言われる仕事を、あえて選んでいくことをオススメします。
「無理だ!」あるいは「ちょっと難しいんじゃない?」と言われる仕事を成し遂げることができれば、次の新しいチャンスが生まれます。仮に失敗したとしても、そういった仕事にチャレンジしている人は意外に少ないので、そのプロセスの中で学んだことは、次につながる大きな財産になります。そんな財産を持っている人に、周囲の人は次のチャンスを与えてくれるものです。
そう、「無理だ!」と言われる仕事にチャレンジすれば、成功か失敗のどちらに転んでも、新しいチャンスがもらえる。これは個人的な経験も踏まえて、断言できます。チャレンジする機会が増えて、いろいろな経験を積むと、自分自身のなりたい姿や本当に成し遂げたい目標が少しずつ見えてくる。その結果、自分の未来につながる仕事、今やっておくべき仕事がハッキリと見えてくるというわけです。
こんな話をたまにすると、「仕事を選んだり、つくったりする立場にない」という人がいます。勇気を持って「やらせてほしい!」と言えば、チャンスをくれる会社は意外と多いものです。それでもダメというなら、次のステージに行くときなのかもしれません。