自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「情報の選び方」を間違えていないか?

情報が溢れかえっている今、どんな情報を選ぶか、捨てるかがとても重要だと、さまざまなところで繰り返し言われています。これはもちろん、その通りだとは思いますが、「解釈」を間違えると大きなマイナスになってします。どういうことか?

 

例えば、自分のブランドを立ち上げたいファッションデザイナーが、有名なデザイナーやアパレルブランドの商品だけに注目していれば、それでいいか? 目指すマーケットとは異なるユニクロの商品や、和服のことに目を向けなくてもいいのか。個人的にはそれは違うと思っています。

 

もっとわかりやすい例を挙げると、とある著名なフランス料理のシェフは、意外にもコンビニ弁当やご当地ラーメンに詳しいそうです。そこに大きな学びやヒントがあると知っているからです。反面、(失礼な言い方をしますが…)中途半端なシェフの多くは、それらの商品には見向きもしなかったり…。このことだけで料理人としての差が生まれるわけではありませんが、見過ごせないくらいに大きなポイントだと思っています。

 

つまり、「“しっかりと”知った上で、情報を捨てていく」のか、「最初から見向きもせず(知ろうともせず)、情報を捨てていく」のか。この違いは大きいということ。多くの書籍などは前者の話をしていると思いますが、解釈を間違えている人が少なくないような気もします。

 

確かに、すべての情報に目を向けるのは難しい。時間には限りがあるので、見向きもせずに情報を捨ててしまうことは誰にでもあります。ただ、最初から効率ばかりを重視して、情報を捨てていくのではなく、時間を無駄にするリスクがあっても、しっかりと知り、その上で情報を選び、捨てていくことは大切なことです。

 

「キュレーションサービス」が当たり前になり、勝手に情報を選び、勝手に捨ててくれるようになりました。自分に届く前に…。日々の生活のことならすごくありがたいのですが、仕事に関する情報を選ぶのは、やはり自分自身であるべきです。無駄をなくそうとする姿勢を否定しませんが、無駄の中に大きなものが隠されているのも、また事実だと思うのです。

 

編集長をやっています。 

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