さて、本日のテーマは、
「お金がないときに、経営者がやるべきこと」です。
お金がないときは精神的に余裕がなくなり、
「判断力」や「決断力」がかなり低下してしまうものです。
その結果、お金がない状況下でさらに大きな損失を被ることもあれば、
業績回復のチャンスも逃し、最終的には社内外の人にも見切られ…。
最悪のスパイラルに陥ることになります。
では、「お金に余裕がないな…」「判断力が低下しているな…」
と感じるときにはどうすればいいか。
私はふたつの方法が効果的ではないかと思います。
ひとつ目は「第三者と一緒に考えること」。
これは身近な取締役や従業員、外部の方でもかまわないと思います。
「判断力や決断力が低下しているかもしれない」と素直に伝え、
重要な判断や決断を迫られるシーンほど、誰かと一緒に決断をしていく。
ただし、イエスマンはあまり適切ではありません…。
違うと思うことは「違う!」とハッキリ言える人がいいと思います。
これは別の人の視点から物事を冷静に判断、分析できるだけではなく、
自分の考えや思いを第三者にアウトプットすることで、
自分自身の思考を整理することにもつながります。
ふたつ目は「本当にやりたいことにフォーカスする」。
今、目の前にある緊急かつ重要なことに集中し、
1円でも多くの売り上げを…という気持ちが強くなると思いますが、
あえて「心からやりたいと思うことにフォーカス」をしてみてほしいと思います。
本当にやりたいことに目が向いているときは、
不安も解消されますし、モチベーションも上がります。
またそういうときこそ、脳が活性化され、
いいアイデアや問題解決のプランが生まれたりします。
1日1時間でもかまいませんので、本当にやりたいことについて考え、
たった5分でもそれに関するアクションを起こしてみてほしいと思います。
その1時間を「もったいない」と思うのか、
「何よりも大切な時間」と思うのか。
無責任なことは言えませんが、私は後者だと確信しています。
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