今日は外部パートナーと信頼関係を築く、というお話です。
従業員が外部業者、外部パートナーと信頼関係が築けず、
「仕事の質が上がらない…」
「仕事のスピードが遅い…」
「コストがかかりすぎる…」
と嘆く経営者の方は決して少なくないと思います。
外部の方との信頼関係は、中小企業にとっては非常に重要です。
お金以上の立ち回りをしてくれたときは大きな利益を生むこともありますし、
絶体絶命のピンチのときにも、費用度外視で助けてくれたりもします。
そういう信頼関係を築いてほしいのに、
なぜ正反対の結果となってしまうのか。
理由はさまざまあると思いますが、
これから書く理由が当てはまる企業も多いのではないかと思います。
どの本に書いてあったか、タイトルは忘れてしまったのですが、
「社員とno.2の関係は、その下に続くno.2と管理職、
管理職と一般社員の関係と同じ」という主旨のことが書かれていました。
これ、社員と外部業者の方にも通ずることではないでしょうか。
すべてではありませんが、私が間近で見ている中小企業の多くが、
社長と従業員の関係と、従業員と外部業者の関係が非常によく似ています。
従業員に無理をさせる経営者の下で働く従業員は、
外部業者にも無理をさせています。
従業員に対して感情的な話し方をする経営者の下で働く従業員は、
外部業者に対して、感情的な物言いをしています。
とある国内最大級の時計メーカーの話。
トップ(SEO)の方とはほとんど接点はありませんが、
一緒の場に同席をさせてもらったり、間接的に話を聞いたりすると、
従業員の方との関係がすごく「素敵」だなと思うことが多かったりします。
その方の下で働いているからか、外部の人にも立場や業務内容を問わず、
ひとりひとり丁寧に、心を込めて対応する従業員が非常に多い。
外部業者との信頼関係は、中小企業の生命線だと言っても大げさではありません。
そのために、従業員との関係を見つめなおしてみてもいいのではないでしょうか。
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