半年くらい前から、
経営者やビジネス関連のポッドキャストをよく聞いています。
すごく勉強になるポッドキャストが多いので、ぜひ聞いてみてください。
耳から情報を得る、というのも、ビジネスのいいトレーニングになります。
数あるポッドキャストの中で、
お気に入りのひとつに「小山昇の実践経営塾」という番組があります。
*中小企業経営のカリスマとして知られる、
株式会社武蔵野の代表取締役である小山昇さんのラジオ番組が、
ポッドキャストでも配信されてい
最近の放送でもっと印象に残ったのが、
「5つやることがあり、そのうちのどれかひとつをやろうとすると、
残りのやらない4つのことが頭の中に残り、後ろ髪が引かれ…」ということに対して、
「まずは残り4つをやらないと決める!」と断言されていたこと。
シンプルで当たり前の話ですが、本当にそのとおりだと思います。
「あっちも本当にやらなくていいのかな?」という気持ちを抱えたままでは、
やるべき「ひとつのこと」への精度も落ちますし、よくある話ですが、
「やっぱり(心配だから…、もったいないから…)どっちもやろう」と決めて、
どちらも中途半端になり、後悔することもあります。
でも、「残りをやらない!」と決めるのは、意外に難しいものです。
「では、どうすれば、やらないということを決められるのか?」
半年後、1年後、3年後…という中長期的な目標を強く意識しているからこそ、
今の行動に迷いが出ている経営者が多いような気がします。
ですので、この1ヶ月(あるいは1週間)に絞り、
「ひとつ達成したいことは?」と自問自答すると、
目標数値やターゲット(それはクライアントかもしれませんし、
従業員かもしれません…)が明確になります。
当たり前の話の繰り返しになってしまいますが、
やらないことを決められないのは、迷うからです。
すぐ目の前の目標やターゲットが明確にすると、
やるべきことは自然と絞られてきます。
収支的に「直近3ヶ月で、毎月の売上げを500万円増やしたい」と
お話をされている経営者の方に、
「では、この1ヶ月でどんな目標の達成を目指しますか?」と聞いても、
答えが出てこないケースは多々あります。
経営者は中長期的な戦略を考えなければならないからこそ、
今やるべきことを決められないのかもしれません。
身近な「明確な」目標設定も重要ではないでしょうか。
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中小企業経営者の愚痴や悩みを聞かせていただいています。匿名でどうぞ。