オウンドメディアをつくりたいと考えている企業が増えています。
少し前までは「そんなものは、大企業のもの」という声も多かったのですが、最近は経営者の方もかなり勉強をされているようで、「むしろ、中小企業にこそ必要なもの」という意識を持つ方が増えてきたように思います。
オウンドメディアはただ自社のメッセージを発信するだけではなく、収益を生み出す「新たなる収益源」にもなりえます。また、検討段階で自社の財産や強みを整理できたりもするので、やるやらないは別にして、1度は検討してみる価値はあると思います。ただ、ほとんどの企業が「発信していく魅力や価値がない…」という壁にぶつってしまうのです…。
実際にはどこの企業にも、発信していく価値のある魅力や財産があると断言できます。ただ、それに「気づけない」だけです。中の人から見た企業の魅力と、外の人(消費者)から見た企業の魅力はまったく異なるのは当然のことです。
客観的な視点を持つ外部のコンサルタント的なブレーンを招き、企業の魅力を一緒に掘り下げていくのがベストですが、このご時世です、なかなかそんなお金を捻出できない企業が多いのもの事実。そんなときには「クイズ100人に聞きました方式」を勧めています。
「自社の魅力は何ですか?」と聞かれると、「う〜ん…」と唸っていた人が、「◯◯の人、100人に聞きました。答えは◯つ。あなたの会社の魅力は?」◯◯の人は何でもオーケーです。取引先の人でもいいですし、あなたの親戚でもいいです。競合他社で働くOLでもいいんです。
ちょっとした工夫ですが、なかなか悪くない成果が出たりします。これはまとめると、自分が主観的な視点から考えることから、「客観的に考える」工夫のひとつです。
オウンドメディアはあくまでも、読者あってのメディアです。「読者満足度を最大化」させることが何よりも重要です。この考え方は、自分の今を見つめるときにも有効だと思います。
「あなたが一緒に働きたいと思っている人、100人に聞きました。
あなたの強みは何ですか? 答えは10個」