「大牧さんからビジネスのことを学ばせてもらいたいので、少しお時間をいただけないでしょうか?」講演やトークイベントでお話させていただいたあとなどに、そんなオファーをいただくことがあります。 そのときに聞かれることの第一位は、「失敗したとき(大…
良い企画を考えられる人には、ひとつの共通点があると、僕は考えています。それは言い換えると、良い企画を考えるための条件と言えるかもしれません。 それは何か?ポジティブな気持ちで考えること、です。 テンションが低いとき、気分が落ち込んでいるとき…
僕はあと2ヶ月で45歳になりますが、今もなお、たくさんの人からアドバイスをいただきます。特に最近は、経営者や大きなプロジェクトを立ち上げたことのある人たちから、「ニッポン手仕事図鑑は、◯◯したほうがいいよ!」とアドバイスをいただきます(「そんな…
「あの人とは『出す結論が同じ』だから、考え方も合うし、一緒に仕事をしても上手くいくはず!」本当にそうでしょうか? ひとつ例を挙げます(誤解を招く可能性があるので先にお伝えしますが、完全にフィクションです)。 「これからの伝統工芸の産地のため…
「この仕事、できる? やってみる?」と聞かれたとき、皆さんはどのように考えるでしょうか?僕は基本的に(良いか悪いかはさておき…)、条件反射的に「できます! やれます!」と答えて、「さて、どうしようか…」と考えるタイプなのですが、このやり方は性…
先日、何かのSNSで、以下のような投稿を目にしました(若干うろ覚えですが…)。 部下から人気のあった上司Aさんは、いつも部下に優しく接していて、仕事ができなくてもOK! と許していた。だからみんな楽しく働いていた。でも、Aさんは「部下に期待していな…
「シャッターを切ればいいのではなく、シャッターを切る前の時間をどう過ごすか。シャッターを切る前に、人の心に耳を傾けることが大切」 これは、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんの言葉です。ある講演(2017年頃だったかな?)で聞いたのですが、僕の…
「忙しい…、本当に忙しくて、やってられない…」と泣きそうになっている人をよく見かけます。少しでも気晴らしになるならと、どのくらい大変なのかをじっくり聞いてみると、厳しいようですが、「ん? それって忙しいんじゃなくて、ただ仕事が遅いだけじゃない…
皆さんもきっと、日々仕事でたくさんの方に会っていると思います。そのとき、どんな“手土産”を持っていくでしょうか? ここで皆さんと考えたいのは、「老舗の〜」というような物品としてのお土産の話ではありません。 もう7年も前になるのですが、こんな記事…
僕は「ライターになりたい! 文章を書く仕事がしたい! 文章で世の中の人に有益な情報を届けていきたい!」と、そんな野心を抱いて社会人になりました。でも今は『ニッポン手仕事図鑑』という動画メディアの編集長をやっていて、企画書は書くものの、原稿を…
チャンスが巡ってくる人、巡ってこない人とでは、思考にどんな違いがあるのか?社内外を問わず、「なぜ、あの人だけにいろいろなチャンスが巡ってくるのか? 自分とあの人とでは、そんなに実力も変わらない気がするのに、何が違うのか?」と、考えたことはな…
僕は周囲の人から、計画的にキャリアを描いてきたように見られることがあります。でも実際は真逆で、先日も数年ぶりに師匠と会い、飲みながら熱く語り合ったのですが、自分の過去を振り返りながら改めて思ったのは、無計画とまでは言わないまでも、思ってい…
僕は日々の仕事の中で「課題」と呼べるものが見えてきたら、まあまあしつこく、諦めも悪く、意地でも解決してやるぞ! と考え、動き続けます。だからこそ、5万円という「中学校の文化祭の予算か?」と聞きたくなるような新規事業の予算で立ち上げた『ニッポ…
僕が25歳のとき、父親がくも膜下出血になりました。「ちょっと風邪を引いたみたいだから、病院に行ってくる」と出ていった数時間後に翌日の手術が決まり、医師からは「健常者でいられる可能性は40%。何かしらの障がいが残る可能性は30%で、亡くなる可能性…
パソコンの電源をつけっぱなしにしたまま使い続けると、さまざまなデータが蓄積されるので、メモリがいっぱいになって遅く(=パフォーマンスが悪く)なります。それだけでなく、パソコンのパーツの寿命も短くなり、発火する可能性すらある。だから、しっか…
たとえば、企業がデザイナーさんに、ポスターやWebサイトのデザインを発注する。そのときに良く聞こえてくるのが、発注した企業の担当者の「何か、良くないんだよなぁ…イメージどおりに仕上げてくれない。ま、デザイナーのスキルが足りないからしかたないね……
将来は教育の道へ…という目標を掲げる僕に、大学講師の道を切り拓いてくれた恩人は、今も現役バリバリの大学教授。年齢は50代前半から半ばくらいだと思っていたら、なんと先日、60歳を超えていたことが判明。やっぱり日々大学生と向き合っていると、見た目も…
来週23日の木曜日、職人さん向けのトークイベント(ミニ講座)を依頼され、富山県へお伺いすることになりました。せっかく富山に行くのだから…と、井波彫刻や五箇山和紙の産地として知られる南砺市へ行き、いろいろとお話を聞いてみよう! と思い立ち、イベ…
勝負所。勝敗が決まる大事な局面。誰にでも日々の仕事の中で、「勝負所」と呼べるシーンは何度もやってきます。そう、会社にとっての勝負所もあれば、自分自身にとっての勝負所も、ある日突然やってきたりする。ちなみに勝負所を、勝負所だと気付けない人も…
昨年あたりから、新卒採用で「動画エントリー」を導入する企業が増えています。「動画エントリー」とは、従来の履歴書やエントリーシートではなく、自分自身で動画を撮影し、自己PRや志望動機を伝えていくというものです。 そんな中で比例して増えていると聞…
「企画書」とひと言で言っても、出てくるものは「麺」と同じくらいに大きく異なります。ラーメン、そば、うどん、そうめんもあれば、パスタもあるし、フォーもある。同じラーメンでも日本全国で味は全然違うし、そばもトッピングの種類は数多く、冷と温もあ…
大きな仕事が、ひと段落しました。公にできるのは少し先の話になりますが、ホッとしています。まだ一文字も書いていませんが、秋には本も出版させていただくし、新しいプロジェクトも立ち上げたいのでまだまだやりたいことが増え続けていますが、ちょっと一…
皆さんは「考える」ということを、どのように定義しているでしょうか? 意外に曖昧ではないでしょうか?「あれ、これって考えているの? ただ迷っているだけ?」と、わからなくなってしまっている人も多いと思います。 僕は「考える」ということを、「結論に…
成し遂げたい目標、実現したい未来があっても、自分ひとりで実現するには限界があるので、仲間を増やしていきたい。それが僕の考え方です。改めて書くまでもなく、僕がひとりで「ニッポン手仕事図鑑」を運用していても、産地の職人さんのためにやれることな…
『マーケティングは「売れる仕組み」のことで、ブランディングは「売れ続ける仕組み」のこと。そう考えると、「マーケティングは強いけど、ブランディングは苦手」という理論は成立するけど、「ブランディングは強いけど、マーケティングができない」は成立…
10日ほど前に僕がつぶやいた“あるツイート”に対して、職人さんがこんなふうに反応をしてくれました。「伝統工芸、産業を支援したいと考えている人たちに、大切な覚書として書き留めておいて貰いたいです」 そして、その僕の“あるツイート”というのが、これで…
「支持率」と書くと、総理大臣の顔を思い浮かべる人が多いと思います。歴代の総理大臣の中に、支持率100%だった総理大臣はいるか? もちろん、存在しません。 当たり前のことを書きますが、誰かを助けようとすれば、誰かを助けることができなくなり、誰かの…
少し前に、うちの母親は「応援消費」をしました。消費先は、北海道の魚屋さん。祖父と祖母が健在だったときに連れて行ってあげたお店で、その魚屋さんから突然、数年ぶり(いや、十数年ぶり?)に電話がかかってきたそうです。 用件はとてもシンプルで、「観…
いきなりですが、先日つぶやいたツイートを紹介します。 現地に足を運び、学んだ上で自分たちの考えを伝えられること。中途半端に関わらないという覚悟を持つこと。まずは自分たちが自費でやってみること。わからないことがあったとき、産地、職人さんに対し…
僕がプライベート、仕事を問わず、自分の人生において“できる限り”排除したほうがいいと思っているもの。それが、「中途半端(=〘名〙(形動)物事の完成にまで達しないこと。また、どっちつかずで徹底しないさま)」です。 結局「中途半端」であると、何も…